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Linux JF(Japanese FAQ)Project.
JF は, Linux に関する解説文書・FAQ などを作成・収集・配布するプロジェクトです.

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  HOWTO: How to stay updated
  Kjetil Bakkeskaug, Kjell Sundby and Stein Gjoen,
  sgjoen@nyx.net
  v0.30, 24 July 2000
  高橋 聡 hisai@din.or.jp
  6 Sep 2000

  このドキュメントは、絶え間なく進化している Linux 界の状況にいかに遅れ
  ずについて行くかについて説明します。ドキュメントの大部分は Linux 固有
  の内容ですが、固有ではない情報も数多く含んでいます。後者は、ある特定の
  事を効率良く調べるためのノウハウです。これらは幅広い読者の方々にもきっ
  と役に立つはずです。
  ______________________________________________________________________

  目次

  1. 序論
     1.1 著作権
     1.2 おことわり
     1.3 お知らせ
     1.4 謝辞
     1.5 日本語版謝辞

  2. ディスクにインストールされているドキュメント
  3. 購読
     3.1 Usenet News
     3.2 Mailing Lists
     3.3 雑誌

  4. 会合
  5. ある事柄を検索する
  6. 結論

  ______________________________________________________________________

  1.  序論

  Linux 界は驚くべきスピードで進化しています。そのため、最新の状況につい
  て行くことが困難になってきています。そこでこの HOWTO では、必要として
  いる情報を速やかかつ効果的に収集する方法をいくつか紹介します。なれ親し
  んでいる World Wide Web (WWW)や Usenet News を利用する方法が大部分です
  が、その他に紹介する方法も、それらと比べて決してひけをとりません。

  新たに翻訳されたドキュメントが何種類か利用できます。翻訳者の方々の努力
  とその成果に感謝します。

  o  ポーランド語訳
      Tomasz
     Sienicki 氏訳 tsca (at) cryogen.com

  o  フランス語訳  Jean-Albert
     Ferrez 氏訳 Jean-Albert.Ferrez (at) epfl.ch

  o  ポルトガル語訳  Duarte
     Loreto 氏訳 dnloreto (at) esoterica.pt

  o  日本語訳  Satoru Takahashi 氏訳 hisai
     (at) din.or.jp

  1.1.  著作権

  このドキュメントの著作権は Kjell Sundby, Kjetil Bakkeskaug と Stein
  Gjoen が保持しています。

  特に明記しない限り、Linux HOWTO ドキュメントの著作権はそれぞれの著者が
  保有しています。Linux HOWTO ドキュメントの全体あるいは一部は、物理的も
  しくは電子的な複製および配布が可能です。ただしこの著作権表示をすべての
  コピーに付ける必要があります。商業配布も可能であり、またそれを推奨しま
  す。ただし著者にはその旨を連絡してください。

  Linux HOWTO ドキュメントに関するすべての翻訳、修正および編集の結果は、
  すべてこの著作権表示にしたがわなければなりません。つまりこの HOWTO を
  修正した後に、配布条件に制限を加えることはできません。ただし例外として
  適正な修正であると判断された場合は制限することもできます。まずは Linux
  HOWTO のコーディネータに連絡してください。アドレスを下記にあげます。

  要するに、この情報ができるだけいろいろな方法で配布されることを私達は希
  望していますが、HOWTO ドキュメントの著作権が守られることと、HOWTO ド
  キュメントが再配布される場合はお知らせいただくことを希望します。

  疑問があれば Linux HOWTO のコーディネータである linux-
  howto@metalab.unc.edu に mail で連絡をとってください。

  1.2.  おことわり

  このドキュメントに書かれている情報は読者の責任において使用してくださ
  い。著者はこのドキュメントの内容について、いかなる義務も負いません。こ
  のドキュメントにある考え方や実例、その他の内容は、読者の責任において利
  用してください。

  各著作権は特に記述がない限り、それぞれの保有者に帰属します。このドキュ
  メント中の語句の引用は、その商標の範囲には触れないものとみなされます。

  特定の製品名やブランド名は承認されているとは限りません。

  インストール作業をする前にはシステムのバックアップをとっておくこと、ま
  た必ず定期的にバックアップを行なってください。

  1.3.  お知らせ

  主なリンクをチェックしましたが、リンクが切れは起こりがちです。

  Penguin Magazine へのリンクを追加しました。

  アクティブなメーリングリストについての情報をさらに追加しました。また正
  確な索引も追加しました。

  Dejanews を Deja という名称に変更し、新たに 1 章追加しました。またこの
  ドキュメントの翻訳で現在進行中のものについても追加しました。いくつかの
  訂正を行いました。

  ポーランド語への翻訳へのリンクを追加しました。

  Linux Focus と Linux Magazine へのリンクを追加しました。

  フランス語と日本語への翻訳を追加しました。オンラインの資料もいくつか追
  加しました。

  リンク切れが発生したので、大幅に訂正しました。また、検索手段の選択肢を
  増やしました。

  1.4.  謝辞

       Tomasz Sienicki | tsca 
       Satoru Takahashi 

  1.5.  日本語版謝辞

  このドキュメントを翻訳するに当たって、下記の方々にお世話になりました。
  この場を借りてお礼申し上げます。

  o  大森 さん

  o  生越 さん

  o  川岸 さん

  o  齊藤 さん

  o  武井 さん

  o  中野 さん

  2.  ディスクにインストールされているドキュメント

  最初に Linux をインストールする時は、情報をまだあまり持っていないのが
  普通だと思います。ここでいう情報とは、簡単なインストールの手引きを指す
  のではなく、しっかりした構成のオンライン・ヘルプや HOWTO のようなファ
  イルを指します。最初のころは情報が少なくても事足りるのですが、しばらく
  するともっといろいろなことを知りたくなるのではないかと思います。つまり
  システムをアップデートする場合や、純粋にさらにいろいろな事を知りたいと
  いう場合にです。この種の情報はおおまかに言っていくつかのタイプに分けら
  れます。それは購読しながら情報を得るタイプと、ある特定の事柄を解決する
  ために効率良く情報を検索するタイプです。

  お使いになっている Linux パッケージについての情報を印刷した資料がなく
  ても、しっかりしたディストリビューションならば、いくつものディレクトリ
  にドキュメントが納められているはずです。おおかたのソフトウエア・パッケ
  ージについてくるそっけない README ファイルもあれば、このドキュメントの
  ように掘り下げた内容を持つ HOWTO もあります。

  ドキュメントのアーカイブ  を見てください。ここには
  パッケージに含まれている主なドキュメントや README ファイル等がありま
  す。また、 HOWTO アーカイブ  には整形済みの
  HOWTO と、 mini-HOWTO アーカイブ  のドキュ
  メントがあります。

  訳注: HOWTO と mini-HOWTO がアーカイブされている場所はディストリビュ
  ーション毎に異なるようです。

     Slackware, Plamo Linux
        HOWTO アーカイブ  mini-HOWTO アー
        カイブ 

     Debian (potato)
        HOWTO アーカイブ  mini-
        HOWTO アーカイブ 
     LASER5 Linux, Kondara MNU/Linux, RedHat, TurboLinux,
        Caldera Open Linux" HOWTO アーカイブ 
        mini-HOWTO アーカイブ 

  カーネルのソース は、究極のドキュメントといって
  も過言ではありません。言い換えれば、「ルークよ、ソースを使え(use the
  source, Luke)」です。またカーネルには、コメントが (少なくとも部分的に
  は) 書かれているソース・コードがあるだけではなく、ソースを読むのに参考
  になる、ドキュメントが入っているディレクトリ
  もあることを覚えていてください。
  カーネルについて何か疑問がある場合は、まずこれらを読んでください。そう
  すれば自分が助かるだけでなく、他人の時間を浪費させることもなく、恥をか
  くこともなくなるでしょう。

  オンライン・ドキュメントはざっと読んだり、検索する場合にはたいへん便利
  なのですが、だからといって印刷した資料がまったく意味がないわけではあり
  ません。マシンがブートしなくなったら、いったいどうやって復活させる方法
  を読むことができますか?

  3.  購読

  簡単に言うと、購読するために何らかの設定をします。すると記事が配送され
  その記事を読むことができます。注意してもらいたいことは、自分で理解でき
  る範囲で利用するということです。information overload (情報の詰め込みす
  ぎ) は、はやり文句として片付けてしまうような言葉ではありません。また情
  報の中には、不快なだけではなく、捨て去るべきものもあります。今日、本当
  に問題にすべきなのはこの手の投稿です。内容を吟味して、問題があるようで
  あればあらかじめそこから脱会する準備をしておいてください。

  更新されつづける情報に継続的についていくための手段は 2 つあります。そ
  れは news とメーリングリストです。 news の情報が mail に流されたり、ま
  たその逆の場合もあります。おおむね news はメーリングリストと比較して情
  報量は多いものの、無駄な情報もまたたくさんあります。newsgroup を数多く
  購読しようとすることは、消化栓から水を飲むようなものなのです。

  3.1.  Usenet News

  Usenet news を利用できるようにする方法はこの HOWTO では扱いませ
  ん。news の配信を受けて、Linux 上で読めるようにするには、他に役立つド
  キュメントがあります。 News を今まで利用したことがなければ、news につ
  いて書かれた初心者のための情報をじっくりと読んでください。newsgroup
  は、一見無秩序なように見えても、そこにはそこの独自の文化があります。投
  稿する前に、まずしばらくの間その newsgroup を購読してみてくださ
  い。Frequently Asked Questions もしくは FAQ と呼ばれている情報を捜し出
  すことはとても重要なことです。これらは過去に投稿されたその newsgroup
  の記事をまとめたもので、捜している答がそこにあるかもしれません。FAQ を
  質問してしまうと、大きなマイナスポイントを受けてしまうばかりか、キル
  ファイル(削除リストファイル) 送りにされてしまうかも知れません。

  FAQ は定期的に投稿されますが、見つけられなければマサチューセッツ工科大
  学の main FAQ archive  に常に置いてあります。

  また次のところでも利用できます。 web pages .

  このような手段をとっても、まだじゃまな投稿があります。それは news の
  spam や junk です。キルファイルはこのために必要になるのです。キルファ
  イルを扱える news リーダーを用意して、きちんと設定してください。設定す
  れば、あなたが選んだ条件に基づいて newsgroup を検索し、怪しい投稿すべ
  てを既読扱いにしてくれます。こうすれば、もう余計な投稿に悩まされること
  はありません。これで役に立つ投稿が目立つようになり、重要な事柄に集中す
  ることができます。もしあなたがゴミの情報を news に出してしまったら、他
  の購読者も上記で行なったのと同様にあなたの投稿をキルファイル入りさせて
  しまうかもしれません。こうなるとその後疑問を投稿しても、その投稿は決し
  て読まれることはなくなってしまうでしょう。
  それでは具体的に紹介しましょう。役に立つ newsgroup は下記の通りです。

  o  お知らせ 

  o  回答、HOWTO、FAQ 他 

  o  アプリケーション開発 

  o  システム開発 

  o  ハードウエア 

  o  その他 

  o  ネットワーク 

  o  セットアップ 

  o  X11 

  さまざまな国で Linux の newsgroup が開設されています。たとえばノルウェ
  イ の Linux グループのように。ご自分の国や地方のものが
  見つからなければ、 Deja  を使って捜してみてくださ
  い。

  3.2.  Mailing Lists

  メーリングリストは、Usenet News とは異なり 1 箇所から配信されます。誰
  かが mail をサーバに送ると、そのサーバはそのメーリングリストに入ってい
  る人に mail を配信します。通常メーリングリストはそれほど流量は多くない
  ので、無責任な発言もほとんどありません。設立趣旨に反することを行うと厄
  介者と思われるだけではなく、そのメーリングリストの目的であるプロジェク
  トや開発を遅らせることになるかもしれません。参加したら、まず設立趣旨が
  書いてある入門者のための mail が配信されると思います。繰り返しますが、
  この mail を必ず熟読してください。

  メーリングリストを扱う mail サーバにはいろいろなタイプがありますので、
  参加するための情報(方法と場所)が必要になると思います。

  代表的なメーリングリストのサーバの 1 つに vger.rutgers.edu
   で運用している Majordomo がありま
  す。どのように利用するのかは、本文に help と書いて mail を出せばわかり
  ます。システムで解釈できない文字を本文に書いても、このシステムの使い方
  についてのメッセージが送られてきます。 help のかわりに lists を書いて
  送ると、このサーバがサービスしているメーリングリストの一覧が送られてき
  ます。これはかなりの数になるはずです。

  複数のアドレスを持つメーリングリストもあります。subscribe や
  unsubscribe というようなコマンドを受け付けるためのアドレスや、mailing
  list に投稿したり、投稿された記事が配送されるためのアドレスを持ってい
  ます。繰り返しますが、本文に help と書くか、システムで解釈できない文字
  を書いて送れば、このシステムの使い方についてのメッセージが送られてきま
  す。例をあげます。corned-beef-requests@somelistserver.org というアドレ
  スに subscribe と書いた mail を投げると corned-beef-
  list@somelistserver.org 宛に投稿される mail が脱会するまで送られてきま
  す。

  メーリングリストに投稿する前に気をつけるべきポイントをいくつかあげてお
  きます。

  o  subscribe のようなコマンドをメーリングリストに投稿しないこと。コマ
     ンドは、コマンドを処理するサーバのアドレスに送ること。そうしないと
     無知な奴と思われるだけでなく、他の購読者の迷惑にもなります。メーリ
     ングリストには何千もの購読者がいるかもしれませんし、そのような間違
     いが無意味な投稿をさらに増やすことになってしまいます

  o  購読をはじめると、入会者のためのガイダンスが自動的に送られてきま
     す。しっかり読めば、入会当初いだくであろう疑問点がほとんど解決する
     はずです

  o  メーリングリストの投稿を news に転送するなら、最初に問題がないこと
     を確認してからにしてください。 spam のように投稿がメーリングリスト
     と news の間でループしてしまう恐れがあります

  既に書いた通り、 vger.rutgers.edu 
  はメーリングリストのサーバの中でも中心的な存在です。ここで扱っているメ
  ーリングリストのうち、 Linux コミュニティの皆さんに役立つものを、簡単
  なリストにしておきます。

  o  linux-8086            (Intel 8086 プロセッサで動く Linux)

  o  linux-admin           (システム管理)

  o  linux-alpha           (Alpha プロセッサのプラットフォームで動く
     Linux)

  o  linux-apps            (アプリケーション)

  o  linux-arm             (Arm プロセッサのプラットフォームで動く
     Linux)

  o  linux-bbs             (BBS)

  o  linux-c-programming   (C プログラミング)

  o  linux-config          (設定)

  o  linux-console         (コンソール)

  o  linux-diald           (ダイヤル・オン・デマンド)

  o  linux-doc             (ドキュメント)

  o  linux-fido            (fido(???) ネットワーク)

  o  linux-fsf             (FSF)

  o  linux-ftp             (FTP)

  o  linux-gcc             (GNU C コンパイラ)

  o  linux-gcc-digest      (上記グループのダイジェスト)

  o  linux-hams           アマチュア無線と Linux の話題

  o  linux-hppa            (HP Precision Architecture プロセッサのプラッ
     トフォームで動く Linux)

  o  linux-ibcs2           (Intel とバイナリ互換性を持つシステム)

  o  linux-ipx             (Novell IPX ネットワーク プロトコル)

  o  linux-isdn            (ISDN)

  o  linux-japanese                (日本語拡張)

  o  linux-kernel          (カーネル)

  o  linux-kernel-announce (上記のお知らせ)

  o  linux-kernel-digest   (linux-kernel のダイジェスト)

  o  linux-kernel-patch    (カーネル・パッチ)

  o  linux-laptop          (ラップトップで動く Linux)

  o  linux-linuxss

  o  linux-lugnuts         (LUG)

  o  linux-mca             (IBM MCA バス)

  o  linux-mips            (MIPS プロセッサのプラットフォームで動く
     Linux)

  o  linux-msdos           (MSDOS)

  o  linux-msdos-devel     (Linux - MSDOS 開発)

  o  linux-msdos-digest    (linux-msdosのダイジェスト)

  o  linux-net             (ネットワーク)

  o  linux-new-lists               (新しいメーリングリスト)

  o  linux-newbie          (初心者)

  o  linux-newbiew

  o  linux-nys

  o  linux-oasg

  o  linux-oi

  o  linux-opengl          (OpenGL)

  o  linux-pkg

  o  linux-ppp             (PPP)

  o  linux-pro

  o  linux-qag

  o  linux-raid            (RAID)

  o  linux-scsi            (SCSI)

  o  linux-serial          (シリアル)

  o  linux-seyon           (端末)

  o  linux-smp             (SMP)

  o  linux-sound

  o  linux-standards

  o  linux-svgalib         (SVGAライブラリ)

  o  linux-tape            (テープ)

  o  linux-term            (通信プログラム)

  o  linux-userfs          (UFS)

  o  linux-word

  o  linux-x11             (X Window System Version 11)

  o  linux-x25             (X25 ネットワーク プロトコル)

  o  sparclinux            (SPARC プロセッサのプラットフォームで動く
     Linux)

  o  ultralinux            (Ultra-SPARC プロセッサのプラットフォームで動
     く Linuxm)

  もちろん他のサーバ上でもいろいろなメーリングリストが立ち上がっていま
  す。メーリングリストはころころ名称が変わるものが多いのですが、ここでは
  名称があまり変わらずかつ重要なものをあげました。

  list of lists  をチェックするのも 1 つの手です。Linux ユーザにとっ
  て興味深い様々なサーバを見ることができます。またここでは使い勝手のよい
  インターフェースを使って、直接メーリングリストへの入会、脱会をすること
  ができます。

  また次の Web 上では Linux に関連した膨大な list を見ることができます。
  Publicly Available Mailing Lists 
  訳注:    国内なら   をどうぞ。

  3.3.  雑誌

  業界誌に掲載される Linux 関連の情報の少なさにがっかりしている方も多い
  と思います。これはひとえに他と競合するような売れ筋の商品が出てこないた
  め、スポンサーがまったくつかないからなのです。幸いにして、Linux
  Journal という Linux の専門誌が 1 誌あります。購読、その他についてさら
  に知りたい場合は下記を見てください。 SSC  ここがホ
  ーム・ページです。目次はオンラインでも見られます。

  商用雑誌は他にもあります。 Linux Magazine 
  ここも目次や記事の抜粋をオンラインで見ることができます。

  Unix Review  (以前は Performance Computing
  と呼ばれていました) ここも Linux 関連の記事をたくさん載せています。

  インターネット上で読めるミニコミ誌のようなものがいくつかあります。

  o  Linux Gazette 

  o  Linux Focus  (各国語版があります)

  o  Linux Research 

  o  Linux Today 

  o  Linux News 

  o  Linux Netmag  (各国語版が
     あります)

  o  Penguin Magazine 

  また最近よく目だっているのが、 LinuxHQ  です。
  チェックしてみてください。最近の出来事について情報をつかむのに役に立ち
  ます。

  Linux について日刊で出来事を提供する Web サイトがあちこちで立ち上がっ
  ています。Web のデザインといい、扱う内容といい、とてもプロフェッショナ
  ルな出来栄えです。その中で大きなサイトの 1 つに Freshmeat
   があり、毎日の出来事を伝えています。

  インターネット上で刻々かわる情報についていくために時間を割くことができ
  ないないけれど、重要な出来事を素早く知りたい場合は Linux Weekly News
   を見てください。ここを見れば、その週の重要な出来事が
  わかります。そこにはセキュリティ面の警告や新しいソフトウエアやアップデ
  ートについての情報があります。

  また IRC を使ったオンライン・チャットサービスもあります。 Linux.com
  。

  それとは正反対に、インターネットにどっぷり漬かってあらゆる種類の出来事
  を知りたい場合には、 Slashdot  で随時更新される掲
  示板形式のサービスか Web 形式のサービスを受けるのも良いと思います。

  ハードウエア関連の Web サイトもいろいろあります。次のものは見ても損し
  ないと思います。 Toms Hardware ,
  Anandtech  これらはハードウエア全般について
  のレビューを行っています。 Storage review
   ディスク、テープ他の記憶装置関連の新技
  術を紹介しています。

  4.  会合

  Linux は大勢の人々が連係して取り組んだ結果の集大成です。その大部分はイ
  ンターネットを最大限利用したことに負うところが大です。しかし、直接会う
  機会となる会合もあります。それが世界規模で存在する Linux user groups
  (LUG) です。メーリングリストに定期的にアナウンスが流れますので、捜して
  みてください。きっとあなたの近くにもあるはずです。

  カンファレンスやインストール大会、新しいユーザ・グループの創設などは定
  期的に Usenet News の お知らせ  に流れま
  す。

  5.  ある事柄を検索する

  特定の事柄を調べたい時には、いくつもの解決手段があります。 Web 上のサ
  ーチ・エンジンも利用できることをお忘れなく。例えば、

  o  Altavista 

  o  Excite 

  o  Hotbot 

     などです。 Usenet news の記事も検索できます。

  利用できるサーチ・エンジンは数多くありますが、すべて同じというわけでは
  なく、関連性の評価の方法やそのデータベースの大きさが異なります。定評が
  あり、信頼できるページとしてお勧めするのは、 Google
   です。理由は、ページに対する評価をそのページに
  対するリンク数で行っているからです。利用者は重要であったり、役立ったり
  すると思ったページにリンクを張ることが多く、 Google はこれを利用してい
  ます。

  Google ではあるページの評価を相応に行うには時間がかかります。つまり最
  新の情報や一風変わったトピックの検索には役立ちません。そこで最新で広範
  囲な情報を捜すなら、 AllTheWeb  をお勧めしま
  す。もしくは、メタ・エンジンと呼ばれる Web システムを利用してくださ
  い。このシステムは、リクエストを他の複数のサーチ・エンジンに渡して、そ
  の結果を受け取り、照合し、評価をしてから表示します。お気に入りのメタ・
  エンジンは、

  Go2Net  です。以前は MetaCrawler と呼ばれていま
  した。

  上記の選択は非常に主観的で、システムは日々進化しています。ですから自分
  で実際に確かめてみてください。完璧なサーチ・エンジンなど存在しません
  し、すべてのページの 10 % 未満しか索引化されていないわけですから、はじ
  めにうまくいかなくても、いくつものエンジンを試してみてください。

  こちらもお忘れなく。 Deja  は news の検索に的を
  絞ったエンジンで、 1995 年初めからの news を保存してあります。

  最近、Web 上では様々なサービスが行われるようになってきましたが、多量の
  情報が世界中の ftp サーバで利用できることも忘れないでください。Web ベ
  ースの検索エンジンの中には、ftp サーバを索引化しているところもあります
  が、まだ Archie サーバが活躍しています。Archie は、全世界の主要な ftp
  サーバを定期的に調べ、ファイルの一覧を提供するシステムです。システムに
  アクセスするには、きちんと設定された Linux システムなら archie や その
  X 版の xarchie のような Archie クライアント を使ってアクセスすることが
  できます。Archie サーバにアクセスできなかったなら、下記のサーバのどれ
  かに telnet してみてください。

  o  オーストラリア 

  o  オーストリア 

  o  ベルギー 

  o  フィンランド 

  o  ドイツ 

  o  韓国 

  o  イタリア 

  o  日本 

  o  ポーランド 

  o  スウェーデン 

  o  スペイン 

  o  イギリス 

  o  米国 

  o  米国 

  言うまでもないことですが、近くのサーバに接続してください。接続したら、
  現在動いているサーバの一覧を見て、Archie クライアントをコマンド・オプ
  ションなしで起動するか、そのサーバに問い合わせでみましょう。オンライ
  ン・ヘルプも利用できます。残念ながら、サーバ間で同期をすべてとっている
  わけではありません。捜しているものを見つける前に検索が多少必要になるか
  もしれません。

  最近になって、ftp サイト一覧をより使いやすいかたちで提供するサイトがで
  きました。 ftpsearch  がそれです。古き良き
  UNIX の流れを汲むすっきりしたインターフェースで、多彩な検索オプション
  を用意しています。

  以上の検索手段を使うと、効率的に検索するテクニックを身につけることがで
  きます。そうなれば捜す速度を劇的に速くすることができます。ここでわずか
  な時間を費しても、結果的にそれに見合った効果がでるはずです。

  インターネット接続に当たって制限を受けていて、mail だけしか利用できな
  い場合は mail を使って情報にアクセスするための FAQ を読む必要がありま
  す。このドキュメントは下記に mail を使って取り寄せられます。米国、カナ
  ダ、南アメリカのサーバ  に下記の行を
  本文に書いて出してください。

  send usenet/news.answers/internet-services/access-via-email

  もしくは、ヨーロッパ、アジア その他の地域のサーバ
   に下記の行を本文に書いて出してくださ
  い。

  send lis-iis e-access-inet.txt

  さらに、もし news.answers newsgroup  を購読していれ
  ば、そこを見てください。

  最後になりますが、直接個人、例えばあるソフトウエアの作者からより詳しい
  情報が欲しい場合が出てくるかもしれません。大抵の場合はドキュメントのあ
  るディレクトリ  にある付属のドキュメントに mail のア
  ドレスが書いてあるはずです。もし見つけられなかったり、あったとしても使
  われていないアドレスだった場合は、FAQ にある、 mail アドレスを見つける
  方法  を見てくだ
  さい。

  6.  結論

  情報を素早く効果的に見つける作業は、実際には科学というよりは技術です。
  このドキュメントでは、本当に難しいところについてはまだ扱っていません。
  皆さんは、どうやって情報の質を判定していますか? これはこの HOWTO の範
  囲外のことですが、しっかり覚えて置く必要があることです。ただ、今問題に
  なっている事に対して、調べた情報が古くなっていないことぐらいは少なくと
  も確認すべきでしょう。

  そのドキュメントの最低限の信頼性はちゃんと確認して、間違ったアドバイス
  や悪意のあるアドバイスを避けるようにしましょう。ある問題に対する解決方
  法として rm -rf /  というようなアドバイスをしている人間が驚くほどたく
  さんいるのです。明らかに悪ふざけと思えるものもありますが、気づかずに実
  行すれば設定をすべて台無しにしてしまいます。そのようなことを避けるため
  にも、いきなり実行に移さずに、多少なりとも確認を行うべきです。

  o  ドキュメントに署名はあるか? まじめに書いたドキュメントが匿名である
     はずがない

  o  情報が古くなっていないか? ドキュメントも技術の進歩にあわせて改訂さ
     れる。今読んでいるものが最新版であることを確認すること。この場合イ
     ンターネットの検索エンジンが役に立つ

  o  フォローアップがないか? 読んでいる投稿に対してのフォローアップやコ
     メントがついていないか確認すること。そうしないと、その投稿について
     の注意事項や訂正を見落とすことになるかもしれない

  これらの事に注意を払っていれば、インターネット上にはびこっている詐欺の
  たぐいに引っかかることもなく、「死に直面している Craig 少年に見舞いの
  mail を出そう!(Craig Shergold 事件)」 というようなチェーン・レターの
  たぐいを受け取ることもなく、今問題になっているパスワードをだましとって
  mail させるトロイの木馬のような罠も避けることができるでしょう。

  調査方法に関してより突っ込んだ FAQ が数多く利用できます。総合的なサイ
  トであるここを見てください。 on-line version 

  最後になりますが、 Linux Documentation Project
   を忘れてはいけません。このサイトには Linux
  関連のドキュメントが揃っています。更新や新規のドキュメントが定期的に公
  開され、Linux の進展が反映されています。

  ある方の署名を引用します。

  油断をするな! 用心に怪我なし

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