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アクセシビリティを備えた Linux アプリケーション開発の HOWTO

Sharon Snider

山口つかさ - 日本語訳

PDC01212@nifty.com

Copyright (C) 2002 by IBM Corporation

v1.1, 2002-05-03

Revision History                                                       
Revision v1.1           2002-05-03         Revised by: sds             
DocBook XML 形式への変換とリンク切れの部分の修正                       
Revision v1.0           2002-01-28         Revised by: sds             
文書作成と DocBook SGML への変換                                       

この HOWTO では Linux ソフトウェア開発者にアクセシビリティを備えた
Linux アプリケーション開発の指針とテストケースを紹介します。

Permission is granted to copy, distribute, and/or modify this document
under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.1 or a
later version published by the Free Software Foundation with no
Invariant Sections, no Front-Cover text, and no Back-Cover text. A copy
of the license can be found at .

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Table of Contents
1. 前書き
2. アクセシビリティを備えたアプリケーションの開発
   
    2.1. アクセシビリティを備えたアプリケーション開発の原則
   
3. アクセシビリティを備えたアプリケーション開発の指針
   
    3.1. キーボード操作性
    3.2. マウスの操作
    3.3. 画面表示の設定と画面上のオブジェクト
    3.4. フォントとテキスト
    3.5. カラーと高コントラスト設定
    3.6. 拡大表示
    3.7. オーディオ
    3.8. アニメーション
    3.9. フォーカス
    3.10. ビジュアルフォーカスインジケーター(視覚的なフォーカス位置表
        示)
    3.11. タイミング(応答時間)
    3.12. 文書化
   
4. 補足情報
5. 日本語訳について

1. 前書き

本 HOWTO では開発者が自分自身の開発したアプリケーションがアクセシビリテ
ィを備えているか評価するにあたって必要な情報を提供します。テストを行う
に当たっては、多種多様な応用技術 (adaptive technologies) が必要なものも
あります。

(訳注:日本語版の「応用技術」はこちら )

どのようなコメントや助言であれ頂けるのならば、電子メールで Sharon
Snider  宛てにお願いします。本 HOWTO は新し
い助言と提案を頂きながら、常に改善されています。

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2. アクセシビリティを備えたアプリケーションの開発

アクセシビリティを備えたソフトウェア開発をする主な理由を以下に挙げます
―

 ・ ソフトウェアを利用できるユーザーの数は多いに越したことはありません
    。
   
 ・ 新しい製品のアクセシビリティは全ての人の利益に繋がります。情報技術
    は社会に多くの利益をもたらしてきました。しかし障碍を持つ人への配慮
    に欠けた情報技術は障碍者が社会に完全な参画する上で妨げになります。
   
 ・ リハビリテーション法 508 条 、障碍を持
    つアメリカ人法 や W3C
    (World Wide Web Consortium) が提唱するウェブアクセシビリティ など世界中の法規や標準規約への適合
   
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2.1. アクセシビリティを備えたアプリケーション開発の原則

開発者がアクセシビリティを備えたアプリケーションを開発するに当たっては
、障碍を持つユーザーの次のような要望に配慮する必要があります―

 ・ 入力手段の選択肢。多彩な入力機器をサポートすべきです。例えばキーボ
    ードやマウス、応用技術など。キーボードの操作性には細かな配慮をして
    ください。
   
 ・ 出力方法の選択肢。多彩な出力機器をサポートすべきです。例えば画面表
    示、オーディオ、印刷など。ここでは全てのユーザーインターフェース上
    の要素、オブジェクト、画像とアイコンにテキストラベルを付与すること
    に主眼が置かれます。
   
 ・ ユーザーがシステムを設定する際の一貫性と柔軟性。更に、ユーザーが作
    業領域のカラーやフォント、レイアウトをカスタマイズする機能も加えて
    ください。
   
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3. アクセシビリティを備えたアプリケーション開発の指針

次のセクションで示す指針とテストを使って、開発者はよりアクセシビリティ
に優れたアプリケーションを開発できます。評価システムとして全ての項目に
ついて適合、不適合、対応中をつけてください。

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3.1. キーボード操作性

3.1.1. 指針

次に示すようなキーボード操作の設定と順序はアクセシビリティ上の問題を引
き起こす原因となります。確認すべき項目は―

 ・ アプリケーションの特徴に合わせた効率のよいキーボード操作を提供して
    いる。
   
 ・ 論理的なキーボード操作順の実現済みである。
   
 ・ チェックボックスやラジオボタン、トグルボタンからなるコントロールに
    は正確なタブ順序を用いる。
   
 ・ キーボードからのアクセスで既存のアクセシビリティ機能を上書きできな
    い。
   
 ・ アプリケーションは常に、キーボードを代替する手段を複数提供している
    。
   
 ・ 常に代替手段としてキーコンビネーションが用意されている。
   
 ・ やってしまいがちなキーボードの操作が誤操作に繋がらないように配慮さ
    れている。
   
 ・ アプリケーションは繰り返しキーを押す、同時にキーを押すなどの操作を
    要求しない。
   
 ・ マウスの機能を全てキーボードにより実現可能である。
   
 ・ アプリケーションは処理の起動に一般的なナビゲーション機能を全く使わ
    ない。
   
 ・ キーボードを使って呼び出すメニューやウィンドウ、ツールの注意書きは
    関連するオブジェクトのすぐそばに表示される。
   
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3.1.2. テスト

次のようなキーボードを使ったテストをどんな動作にもマウスを全く使わない
で試してください。キーボードから入力するコマンドだけを使ってアプリケー
ションのメニュー項目全てにフォーカスを当ててみましょう。次の項目を確認
すべきです―

 ・ 操作の状況に応じて表示されるメニューは正確に出力される。
   
 ・ ツールバー上の機能はどれもキーボードから操作可能である。
   
 ・ アプリケーションのクライアント領域上とダイアログボックスのコントロ
    ールは全てが操作可能である。
   
 ・ アプリケーション内のテキストとオブジェクトは選択可能である。
   
 ・ キーボード上の追加機能とショートカットはどれも設計どおりに機能する
    。
   
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3.2. マウスの操作

3.2.1. 指針

次に示すようなマウスボタンの動作と操作順はアクセシビリティ上の問題を引
き起こす原因となります。確認すべき項目は―

 ・ 2 個または 3 個のマウスボタンが必要な入力は全く無い。
   
 ・ マウスによる操作は全てキャンセル可能である。
   
 ・ ドラッグアンドドロップの操作中の経過が表示される。
   
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3.3. 画面表示の設定と画面上のオブジェクト

3.3.1. 指針

次に示す画面表示上の属性の設定、オブジェクトの属性、命名規約はアクセシ
ビリティの実現に必要です。確認すべき項目は―

 ・ 線や枠線、影の濃淡などの表示属性がハードコーディングされていない。
   
 ・ アプリケーションプログラムインターフェース (API) オブジェクトには内
    容を記述するような名前が付けられている。
   
 ・ 画面のカラー表示は、随時モノクロ(単色)表示に変更可能。
   
 ・ 対話型のグラフィカルユーザーインターフェース (GUI) は全て識別しやす
    いものが使われている。
   
 ・ 必要でないグラフィックを隠す機能が備わっている。
   
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3.3.2. テスト

スクリーンリーダー(読み上げソフト)を使ってアプリケーションをテストし、
次の項目を確認してください―

 ・ ラベルやテキストは正確に読み上げられるか、メニューやツールバーにつ
    いても確認します。
   
 ・ オブジェクト情報は正確に読み上げられるか。
   
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3.4. フォントとテキスト

3.4.1. 指針

次に示す、フォントとテキストのスタイルや属性、ラベルはアクセシビリティ
上の問題を引き起こす原因となります。確認すべき項目は―

 ・ フォントのスタイルとサイズはどれもハードコーディングされていない。
   
 ・ 背景画像を隠す選択肢は準備済みである。
   
 ・ ラベルは単独で取り出しても意味の通るような名前が付けられている。
   
 ・ 同一ウィンドウ内に同じ名前のラベルが複数出てこない。
   
 ・ アプリケーション内でラベルの表示される位置に一貫性がある。
   
 ・ コントロールの内容を示すラベルでタブを押すと直接当該コントロールに
    移動する。
   
 ・ 画面で表示されたままの出力が得られる機能 (WYSIWYG) の代替機能を備え
    る。
   
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3.4.2. テスト

次のテストを実行してフォントサイズや設定がメンテナンスされるか確認して
ください。

 ・ アプリケーション内でフォントを変更してみて、フォントの変更が適用さ
    れるのはそのアプリケーションだけでデスクトップ環境には影響しないこ
    とを確認してください。
   
 ・ アプリケーション内で配色を変更し、配色の変更が適用されるのはそのア
    プリケーションだけでデスクトップ環境には影響しないことを確認してく
    ださい。
   
 ・ 画面拡大ソフトを起動して拡大画面を通して見たときのテキストのフォン
    ト、カラーとサイズをテストしてください。
   
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3.5. カラーと高コントラスト設定

3.5.1. 指針

次に示すのはアプリケーション環境に適用するカラーと高コントラストに関す
る指針です。確認すべき項目は―

 ・ アプリケーションが使う配色はハードコーディングされずに変更可能にな
    っている。
   
 ・ カラーを使うのは機能強化のためであり、カラーが情報の伝達の唯一の手
    段であってはならない。
   
 ・ アプリケーションは高コントラスト設定を複数用意している(例―白地に黒
    、黒地に白)。
   
 ・ アプリケーションが特定の高コントラスト設定に依存しない。
   
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3.5.2. テスト

次のテストを行ってカラーと高コントラスト設定について確認してください―

 ・ 表示中の画面を白黒プリンターで印刷した際に画面上の情報は全て出力さ
    れる。
   
 ・ 表示の設定を白黒あるいは高コントラストに変更したときでも情報は全て
    正確に伝達される。
   
 ・ 最低3種類の高コントラスト設定が使用可能で、全て正確に動作する。
   
 ・ デスクトップ環境の高コントラスト設定がアプリケーションにも適用され
    る (例―ウィンドウバーやフォントカラーがデスクトップ環境に合わせた
    ものになり、アプリケーション側で変更しない)。
   
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3.6. 拡大表示

3.6.1. 指針

次に示す拡大表示機能がアプリケーションに組み込まれていなければなりませ
ん。確認すべき項目は―

 ・ アプリケーションはワークエリアを拡大表示する機能を提供する。
   
 ・ アプリケーションはワークエリアを倍率表示する機能を提供する。
   
 ・ 拡大表示設定の変更がアプリケーションに悪影響を及ぼさない。
   
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3.7. オーディオ

3.7.1. 指針

次に示すのはオーディオ出力に関する指針です。スクリーンリーダーを使用し
て確認してください―

 ・ ユーザーには必要なオーディオ出力が全て聞き取れる。
   
 ・ オーディオのみが唯一の情報伝達の手段であってはならない。
   
 ・ ユーザーは警告音とサウンドの周波数と音量を調節できる。
   
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3.7.2. テスト

アプリケーションには警告音とサウンドを目で確認する機能が選択可能になっ
ていなければいけません。サウンド機能を有効にしてオーディオが正しく動作
するかテストしてください。次の項目を確認します―

 ・ ユーザーが警告音を発するような操作をしたときにアプリケーションは設
    計通りの動作をする。
   
 ・ 音量を増減したときにアプリケーションは正確に動作する。
   
 ・ 警告メッセージと警報は騒音の多い状況でも正確に聞き取れる。
   
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3.8. アニメーション

3.8.1. 指針

次に示すのはアプリケーション上のアニメーションに関する指針です。確認す
べき項目は―

 ・ 点滅する要素を2ヘルツ (Hz) 以上 55Hz 以下の周期で点滅させない。
   
 ・ 範囲の広い領域が点滅したり突然光ったりしない。
   
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3.8.2. テスト

次のテストをアニメーションを含むアプリケーションに対して実施してくださ
い。次の項目を確認すべきです―

 ・ アニメーションを静止させたり非表示にする機能が備わっている。
   
 ・ アニメーションを非表示にしても正常に動作する。
   
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3.9. フォーカス

3.9.1. 指針

フォーカスを決めるのはユーザーがアプリケーションや画面上を移動させるカ
ーソルの位置です。次に示すのはアプリケーション内のフォーカスに関する指
針です。確認すべき項目は―

 ・ フォーカスは最もよく使われるコントロールに最初に当てられる。
   
 ・ 現在の入力位置を示すフォーカスは常にはっきり示される。
   
 ・ 入力位置を示すフォーカスはアクティブな表示パネルに置かれる。
   
 ・ ユーザーが、一連のオブジェクトのグループの最後で元に戻す操作を行お
    うとしたときにはアプリケーションが適切な応答を返す。
   
 ・ ユーザーが不適当なキーを押したときはデフォルトの警告音が鳴る。
   
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3.10. ビジュアルフォーカスインジケーター(視覚的なフォーカス位置表示)

3.10.1. 指針

ビジュアルフォーカスインジケーター(視覚的なフォーカス位置表示)はユーザ
ーにカーソルの位置を知らせて必要な情報を提供するので、ユーザーは次にす
べきことがわかります。次に示すのはビジュアルフォーカスインジケーター(視
覚的なフォーカス位置表示) に関する指針です。確認すべき項目は―

 ・ ビジュアルフォーカスインジケーターには音声による情報も十分に提供さ
    れていて、ユーザーが次に行うことが見つけやすい。
   
 ・ アプリケーション上のカーソルの位置をスクリーンリーダー (読み上げソ
    フト)とブライユデバイス(ブライユ式点字装置)が認識できて、ビジュアル
    カーソルインジケーターの内容を読み取り可能である。
   
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3.10.2. テスト

以下についてスクリーンリーダーとブライユデバイスを使ってテストしてくだ
さい。次の項目を確認すべきです―

 ・ オブジェクト間を移動しているビジュアルフォーカスインジケーターを見
    つけやすい。
   
 ・ キーボードを使ったアプリケーションメニューの操作ではフォーカスの移
    動がはっきりと視認できる。
   
 ・ スクリーンリーダーとブライユデバイスがキーボードの操作に伴ってビジ
    ュアルフォーカスインジケーターに追随する。
   
 ・ 画面拡大表示プログラム実行時にキーボードまたはマウスの操作に伴って
    拡大画面がビジュアルフォーカスインジケーターに正確に追随できる。
   
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3.11. タイミング(応答時間)

3.11.1. 指針

次に示すのはアプリケーションに組み込むタイミング(応答時間)オプションに
関する指針です。確認すべき項目は―

 ・ タイムアウト(応答時間の制約)など時間の制約を受ける機能をハードコー
    ディングしない。
   
 ・ 短時間表示された後でマウスポインターを動かすと隠れてしまうようなオ
    ブジェクトは設けない。
   
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3.11.2. テスト

アプリケーションの応答時間に関する次のテストを実施してください。次の項
目を確認すべきです―

 ・ メッセージがタイムアウトする前にユーザーに知らせて、必要なら表示時
    間を長くする機能がある。
   
 ・ 応答時間を調整できる機能を設けて設計通り動作するか確認する。
   
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3.12. 文書化

3.12.1. 指針

次に示すのはアクセシビリティに配慮した文書を記述する際の指針です―

 ・ 文書化された資料は全てアクセシビリティに配慮した形式である (例とし
    て HTML またはテキスト形式)。
   
 ・ アプリケーションのアクセシビリティに関する機能は全て文書化されてい
    る。
   
 ・ オペレーティングシステムが使う標準的なキーボード操作をサポートして
    いなければその旨を記述する。
   
 ・ アプリケーション固有のキーボード操作があれば明示する。
   
 ・ アクセシビリティに関する機能についてはすべて明示し解説する。
   
 ・ マウスの動作について記述する場合は、キーボードを使う代替機能につい
    ても記述する。
   
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3.12.2. テスト

次のテストを行って文書化された資料が入手可能でアクセシビリティを備えて
いるか確認してください。

 ・ スクリーンリーダーかブライユデバイスを使用するアプリケーションでヘ
    ルプファイルを開いて情報が入手可能であり、分かりやすく正確であるか
    確認してください。
   
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4. 補足情報

次に示すウェブサイトが提供するチェックリストとテスト情報は多様な Linux
開発環境に適合したものです―

 ・ American Foundation for the Blind (アメリカ視覚障害者基金)が提供す
    るアクセシビリティを備えたアプリケーション作成に関する情報はこちら
    です。
   
 ・ GNOME Accessibility Project (GNOME アクセシビリティプロジェクト) で
    は、 GNOME 2.0 デスクトップ向けに特化した指針を作成済みです。指針の
    内容はアクセシビリティツールキット (Accessibility Tool Kit (ATK))
    に関するものを含みます。詳しい情報はこちら から入手でき
    ます。
   
 ・ IBM アクセシビリティセンター (IBM Accessibility Center) には Java、
    ウェブとソフトウェアのアクセシビリティに関するアプリケーション開発
    用チェックリストへのリンクがあります。アクセシビリティセンターはこ
    ちら です。(訳注―日本語
    訳はこちら )
   
 ・ Sun アクセシビリティ (Sun Accessibility) にはアクセシビリティを備え
    た Java アプリケーション設計に関する情報があります。更に詳しい情報
    はこちら 
    から入手可能です。
   
 ・ ウェブアクセシビリティイニシアティブ (The Web Accessibility
    Initiative) ではアクセシビリティを備えたウェブサイトとアプリケーシ
    ョン開発に関する指針とチェックリスト、テクニックがあります。更に詳
    しい情報はこちら にあります。
   
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5. 日本語訳について

翻訳にあたって丁寧な査読をしてくださり、適切な助言を頂いた JF メーリン
グリストの山下義之さん (dica@eurus.dti.ne.jp)、中野武雄さん
(nakano@surf.ap.seikei.ac.jp)、大音知世さん (cooto@d-d.co.jp)、芳賀靖史
さん (yasufumi.haga@nifty.com) に感謝します。ありがとうございました。

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